キャンプやツーリングに行くたびに、必ず何かを忘れる。
それが私の長年の悩みでした。
忘れ物に気づくのは、いつも現地です。
しかも「どうでもいい物」ではなく、なぜか困る物ばかり。
- ETCカードがない
- 充電ケーブルを忘れた
- ガス缶が空だった
- 薬を持ってきていない
どれも、出発前に気づけたはずのことです。
「持ってきたはず」が一番困る
忘れ物そのものも困りますが、もっとストレスなのは、持ってきたかどうか分からない時です。
「これ、持ってきたはずなんだけどな」
「いや、持ってきたかな?」
「どこかに入れた気もする」
「探しても見つからないし、しょうがない。買うか」
現地で必要な物が見つからないと、キャンプを楽しむ前にバッグやケースの中をひたすら探すことになります。
その時間が、とにかくもったいない。
せっかくのソロキャンプなのに、探し物で気持ちが落ち着かなくなります。
そして翌日、帰宅して片づけている時に見つかるんです。
「やっぱり持ってきてた……」
バッグの奥、別のポーチ、バイクのサイドバッグ。
ちゃんとあったのに、必要な時に見つけられなかった。
この瞬間の自己嫌悪は、なかなかのものです。
同じ物を何度も買うという無駄
「忘れたから現地で買う」のではありません。
正確には、持ってきたかもしれないけれど見つからないから、仕方なく買うのです。
これを繰り返していると、家に帰るたびに同じ道具が2つ、3つと増えていきます。
- ガス缶は家にもバッグにもあるのに、現地でまた買う
- ライターは「念のため」が積み重なって何個もある
- 充電ケーブルは持ってきたか分からず買い足し、なぜか増え続ける
- 小さなランタンや電池も、気づけば複数ある
物が増えたことが問題なのではありません。
問題は、何を持っているのか、どこにあるのか、今回どこへ入れたのかが分からないことでした。
探し物に時間を使うストレス
出発前の準備も同じです。
「あれ、どこに置いたっけ?」
キャンプ道具、バイク用品、ガジェット類、薬、充電関係。
必要な物を思い出しながら、家の中を探して回る。
準備に1時間かかるとして、その半分くらいは探し物だった気がします。
忘れ物を防ぐために探しているのに、探す物が多すぎて、かえって何かを忘れる。
そんな状態でした。
経験で解決できると思っていた
正直に言うと、最初はこう思っていました。
「そのうち覚えるだろう」
「何度も行けば慣れる」
「経験でカバーできる」
でも、何年経っても変わりませんでした。
むしろキャンプを続けるほど、バイク用品や便利なガジェットが増えていきます。
季節によって必要な物も違う。泊数や行き先、天候でも持ち物は変わる。
経験が増えるほど、覚えることも増えていったのです。
問題は「記憶」ではなく「仕組み」だった
ある時、はっきり気づきました。
これは記憶力の問題ではない。
年齢だけの問題でもない。
仕組みがないことが問題なんだと。
- 思い出す前提で準備している
- 頭の中だけで持ち物を管理している
- 何をどこに入れたか記録していない
- 毎回の準備手順が決まっていない
これでは、忘れて当然です。
必要なのは「気合いで覚えること」ではなく、誰でも同じように確認できる仕組みでした。
だから私は持ち物チェッカーを作ることにした
忘れないために必要なのは、難しい管理方法ではありません。
- 持ち物を一覧で見られること
- 入れた物をチェックできること
- 毎回、同じ手順で準備できること
- 持っている物と置き場所が分かること
この4つが揃えば、忘れ物も、「持ってきたはずなのに見つからない」も減らせるはずです。
そう考えて、まずは自分用の持ち物チェッカーを作ることにしました。
完璧なアプリを作ることが目的ではありません。
出発前に確認できて、現地で迷わず、帰宅後の片づけにも役立つ。
そんな、自分のための仕組みです。
忘れ物をゼロに近づけるだけでなく、探し物や無駄な買い物、そして「またやってしまった」という自己嫌悪も減らしたい。
それが、50代ソロキャンパーの私が持ち物チェッカーを作ろうと思った理由です。
次回は、なぜキャンプやツーリングを続けると持ち物が増えていくのか。
そして、増えること自体は悪くない理由について整理していきます。
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