なぜキャンプ道具は増え続けるのか?

ソロキャンパーがハマる3つの”沼”

気づいたら、キャンプ道具が増えている。

これは、キャンプやツーリングを続けている人なら、一度は感じたことがあるはずです。

最初は最低限の装備だけだったのに、いつの間にか荷物が増え、収納に困り、何を持っているのか分からなくなる。

私もまったく同じでした。


「道具はもう持ってるから大丈夫」という誤解

バイクに乗り始めて、次はキャンプもしてみたいという人によく出会います。

そういう人の多くはこう言います。

「キャンプ道具は一通り持ってるから、大丈夫だと思う」

たしかに、テントもシュラフもチェアもある。装備としては揃っています。

最初はそれで十分かもしれません。

でも、実際にバイクで一度キャンプに行くと、たいてい同じことに気づきます。

意外とキャンプは大変だ、と。

テントを張って寝るだけなら、それほど難しくありません。

でも、

  • 夏なら暑さで寝苦しい
  • 冬なら寒さで眠れない
  • 悪天候だと設営・撤収が一気に大変になる
  • 積載重量やスペースを考えると、車用の装備をそのまま持っていけない

こういうことは、行ってみるまでなかなか理解できません。説明してもピンと来ない人がほとんどです。でも一度体感すると、すぐわかります。

「これ、思っていたより大変だ。お金もかかる」


だから車とバイク、両方でキャンプする人は荷物が増える

ここが、意外と知られていないポイントです。

車とバイクの両方でキャンプに行くようになると、道具は片方だけの人よりも増えやすくなります。

理由は単純です。車で行くときに、バイク用の軽量・コンパクトな道具をそのまま使うと、多少の我慢が発生するからです。

  • バイク用の小さいテントは、車で行くなら少し窮屈
  • 軽量シュラフは、車なら快適性を優先したものに変えたくなる
  • 地面に直接寝るスタイルより、車のときはコットの方が楽

ソロキャンプであっても、車で行くときは「もう少しゆったりしたテント」「コット」が欲しくなってくるのです。

我慢すればバイク用の装備でも車キャンプはできます。でも、一度快適さを知ってしまうと、我慢を続ける理由がなくなっていきます。

こうして、

  • バイク用(軽量・コンパクト)
  • 車用(快適性重視)

という2系統の装備が、少しずつ出来上がっていきます。

これは無駄遣いではありません。車とバイクを使い分けている以上、自然に起きることです。


沼①:キャンプ沼

最初は「寝られればいい」と思っていたテント。

それが気づけば、

  • 軽量で小さく収納できるテント
  • 前室が広く、雨の日でも過ごしやすいテント
  • 寒い時期にも使えるテント

と、用途ごとに気になる物が増えていきます。

そしてテントだけでは終わりません。

  • 焚き火台
  • チェア
  • テーブル
  • ランタン
  • コット
  • シュラフ

快適さを求めるほど、装備は増えます。特に、チェア・ランタン・テント・コットは沼になりやすい道具です。

「とりあえずこれでいいか」で買った物でも、実際に使うと不満が出てくる。座り心地、明るさ、設営のしやすさ、収納サイズ、寝心地。

そして気づくと、「やっぱり定番のあれが良かったな」となります。


沼②:バイク用品沼

バイクでキャンプへ行くようになると、キャンプ道具とは別に、バイク用品も増えていきます。

  • 防寒性能の高いジャケット
  • 雨でも安心なレインウェア
  • 積載しやすいバッグやシートバッグ
  • スマホマウント
  • 防水ポーチ
  • パンク修理キットや工具類

最初は必要だったものが、次は「もっと快適なもの」「もっと安全なもの」に変わっていく。

そして、新しい物を買っても古い物は簡単には捨てられません。まだ使える。予備になるかもしれない。車で行く時には使えるかもしれない。

結果として、

古いものは残り、新しいものも増える

という状態になります。


沼③:ガジェット沼

そして、特に増えやすいのがガジェット類です。

  • モバイルバッテリー
  • 充電ケーブル
  • USB充電器
  • LEDライト
  • アクションカメラ
  • タブレット
  • 小型扇風機

小さい。便利。比較的買いやすい。この3つが揃っているため、気軽に増えていきます。

しかもガジェットは、「持っているのに持ってきたか分からない」が起きやすい道具です。ケーブルや充電器は、家用、車用、バイク用、キャンプ用と分かれていく。気づけば、同じ用途のものが何個もあります。


増えること自体は悪いことではない

ここで大事なのは、道具が増えること自体は悪いことではない、ということです。

  • 快適にしたい
  • 安全にしたい
  • バイクでも無理なく積みたい
  • 季節や行き先に合わせたい

そのために選んだ結果なので、増えるのは自然な流れです。車用とバイク用で装備が違うなら、なおさらです。

問題は、増えたことではありません。


本当の問題は「管理されていないこと」

困るのは、こういう状態です。

  • 何を持っているか分からない
  • 車用か、バイク用か分からない
  • どこに置いたか分からない
  • 今回どのバッグに入れたか分からない
  • 持っているのに、また買ってしまう

つまり、持っているのに使えていない状態です。

現地で「持ってきたはずなのに見つからない」と探し回り、結局また買う。そして翌日の片づけで出てきて、自己嫌悪になる。

これは道具が悪いのではなく、管理の仕組みがないことが原因でした。


私が気づいたこと

これは「道具の問題」ではない。管理の問題なんだと。

増えることを止める必要はない。車用、バイク用、季節用と使い分けるなら、むしろ必要な増え方もあります。

でも、

何を持っているか
どこにあるか
何のために使うか

これが分かるように管理することはできます。


だから次にやったこと

そこで私は、まず持ち物を全部書き出すことにしました。

頭の中で覚えるのではなく、外に出す。見える形にする。

車用、バイク用、共通で使う物。キャンプ用品、バイク用品、ガジェット、薬。

ざっくりカテゴリ分けするだけでも、「こんなに持っていたのか」「これは重複しているな」と見えてきます。

完璧な管理から始める必要はありません。

まずは、持ち物を見える化する。それが、忘れ物と無駄な買い物を減らす最初の一歩でした。


次回は、実際に私が作った「Excelでの持ち物一覧」と、持ち物をどのようにカテゴリ分けしたのかを紹介します。


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